認知心理学の本を読んだ
最近、認知心理学について少し興味が出てきたのでいくつか読んでみた。
自然言語処理の研究をしていたけど、認知科学のことは勉強するタイミングなかったせいか、全然知らなかった。けど、言語処理してるんだから、認知科学のこと多少は知っておいてもよいのではという気になった。ただ、どれを読んだらいいかわからないのだけど、適当に探して読んでみた。
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とりあえずいくつか読んでみたけど、認知科学が思っていた以上に工学的な印象があることに驚いた。もちろんそうでない部分もあるけど、結構コンピュータで実現できるかどうかも重要な要素っぽかった。まだ研究対象が単語や短文のものが多いので、長文、文章に対する研究も進んでいって欲しいと感じた。
あと、最近読んだWSDM(Web Search and Data Mining) 2015のSarcasm Detection on Twitter: A Behavioral Modeling Approachという論文がおもしろかった。Twitterから皮肉を見つける問題で、これまで言語的な手がかりのみを利用していたものに対して、心理行動科学?(psychological and behavioral sciences)からの知見を活かすことで性能を向上したというもの。あまりこういう論文を見たことなかったので、おもしろかった。言語処理系の学会にもこういう論文あるのかな。